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モンゴルについて

モンゴルは、東アジア北部に位置する国です。人口はおよそ300万人で、首都はウランバートルです。国土の79%は草原という、まさに壮大な「草原の国」です。また、平均標高は1500mなので「高原の国」とも言えます。 特に北西部には高い山が繋がってあります。反対に南東部にはゴビ砂漠広がっています。

テレルジ

ウランバートルから70キロのテレルジ国立公園は、それまでの平な草原地帯とは異なり、奇岩や樹木が目立つ保養地です。テレルジまではほぼ舗装路なので、オンロード車でも大丈夫。山々や森林に西方を含まれ、清流が流れる、ウランバートル市から一番近い静かな保養地である。テレルジの草原に人間や亀の形をした岩や、岩山に探検できる洞窟もあります。草原の一部には恐竜の模型を展示しているテーマパークになっていたり、季節によっては色とりどりのかわいらしい花を楽しむ子ことができます。テッレルジはモンゴル人の保養地にもなっており、ホテルやツールストキャンプもたくさんあります。

アマル・バヤスガラント寺

モンゴルセレンゲ県にあるアマル・バヤスガラント寺は、モンゴルにあるジェプツンタンパ2世が清の雍正帝の指示で1736年に建造したチベット仏教の中国皇室寺院であります。社会主義政権下で破壊されたが、1990年に修復作業が行われた。かつては1500以上の僧がいたと言われるが、現在では約30名の修行僧がいます。純銀3730キロを清国の国庫から供出し、約10年をかけて建てられた寺院は、6つの部分に分かれています。堅固な塀が何重にも連れなる中で、僧院、書庫、大本堂がまるで迷路のように建っているのです。釘一本も使わずに高度な建築技術のかぎりを尽くしたモンゴル最大の木造建造物でした。(現在は1990年代からの復元で一部、釘材も使われています)南北205m、東西175mの城壁に囲まれ、中心に約30の建築群で成り立っています。過去の歴史的な重みと現在の活気が混在した不思議なこのお寺の荘厳な空気は、全ての自分の悪いものを断ち切ってくれます。

ツォンジン・ボルドグ

チンギスハーンテーマパークはウランバートル市から東へ54キロ離れた美しい自然の風景で採られたトゥール川の高台に位置し、ツォンジン・ボルドグと呼ばれている記念の場所は同時時代の歴史を共有しています。テーマパークの面積は212ヘクタール、中央に高さ30mの馬像がそびえ、その円形の台座は12m・直径は30mあります。リックリエーションエリアにはハーンの博物館、展示場、レストラン、バー、土産店、会議場などが馬像の中央に位置します。先見性に優れたハーンの右手に黄金の鞭が握られています。訪問者は馬像館より馬の後部に設置されているエレベータで馬の後ろの部分まで上がり、更に胸の部分を通り抜け、首を通り馬の頭部に到着し展望窓からテーマパーク全体や周辺の自然風景を眺めることができます。馬像を囲んで200以上のゲルが並んでおり、内装は現代的なイメージで整備されています。ゲルホテルの配置は13世紀のモンゴルの部族が使用されていた古代の家畜の焼印の形にデザインされています。

ツガーン・スブラグ     

ドンドゴビ県に位置するツガーン・スブラグはウランバートル市から420キロ離れています。標高は1283メートル。幅400m、高さ40mのカラフルな崖から広大な景色を眺められる場所。昔は湖でしたが、湖が消えるとともに底の粘土が彩りの土地になりました。また、昔は赤と白色の龍がここに到着して、そのまま赤と白色の粘土になったという神話があります。ツガーン・スブラグの周辺から龍の骨が見つかったという話もありますが、実際は恐竜の骨かもしれません。

バヤンザグ    

ウランバートル市から540キロ離れているウムヌゴビ県、ボルガン村に位置します。「バヤンザク」はモンゴル語で「ザグの木がたくさん」という意味で、周辺にはザグの木が生い茂っている。バヤンザグは世界で初めて恐竜の卵の化石が発見されたことで有名。恐竜の骨や卵の化石が大量に見つかりました。今でも丹念に歩き回れば化石が見つかります。バヤンザグに旅行した研究者たちはこちらから25個の恐竜の卵、75個恐竜の頭骨、14本の恐竜身体の骨など60ボックスの恐竜の骨を発見しました。恐竜の骨以外に古代人の石器なども見つかりました。現在、その一部がアメリカの博物館に展示されています。研究者たちは「バヤンザグ」を「Flaming Cliffs」という名をつけました。この名前で2009年行われた「世界にある七つの自然奇跡」大会に参加し、世界にある有名な100箇所の一つになりました。

ホンゴリン・エルス

モンゴルの南部から中国北部の内モンゴル自治区にかけて広がるゴビ砂漠は、東西約1600キロ、南北500-1000キロに延びる、総面積約130万平方キロのアジア最大の砂漠。春先に日本に吹いてくる黄砂の故郷でもあります。恐竜の化石が数多く発掘されることや、シルクロードの拠点が点在していたことでも知られています。 砂漠といっても、標高は1000-1500メートルと高地で、草原地帯も多く、露出した岩場や崖(がけ)などもあり、どこまでも砂丘が続くといった、いわゆる「砂漠」のイメージとは異なります。もともと「ゴビ」はモンゴル語で「乾燥した荒れ地」「草原」という意味。地図を眺めていると、語尾に「ゴビ」と付く地名も目につき、多くの草原が広がっている様子が浮かびます。夜には満天の星空を眺めてみれば、モンゴルの自然に抱かれていることが実感できます。

ヨリーン・アム

ヨリーン・アムとは「ゴビ・グルバン・サイハン」山のことで、ヨリーンアムとはモンゴルごで「鷲の谷」の意味で、鷲(Gypaetus barbatus)が沢山集まっているので、ヨリン・アムという名をつけられました。「アム」とはモンゴル語で山の斜面のことを言っています。ヨリン・アムは標高2800m。1年中に山の上が氷っていましたが、近年は世界温暖化により氷が溶けています。太陽の光が当たらない峡谷が沢山あります。その峡谷に1メートル以上の厚みの氷が出来ています。夏でも冬のような冷たい空気になっています。朝早くあるいは夜遅く行くと、ヨル鳥や野生ヤギなど珍しい動物をみられます。

バガ・ガザリン・チョル

ウランバートル市から240キロ離れているドンドゴビ県に位置します。車で2時間で走るBagaGazriinChuluuはかつてラム僧の寺院があった岩山である。高台に登って、景色を眺めます。山の一番高い標高は1700mほど。登るには高山の準備が必要。こちらの岩にはあらゆる動物の形を彫刻しています。そこで一番面白いのは青銅器時代に関する「鹿の彫刻」で、鹿実際の大きさになる長さ170cm、幅は90cmで作られています。彫刻以外に、正方形の墓と象形文字が豊富。2011年にモンゴル全国決議でBagaGazriinChuluuの14393ヘクタール土地を国家特別保護地域と承認されました。

ウランバートル市

ウランバートル市はモンゴルの首都。トール川沿岸の標高約1,300mの場所に位置する首都。人口は1,500,000で、同国のおよそ半数近くが集中する極端な一極集中となっています。首都は9区、122集落で成り立っています。ウランバートル市には博物館、仏教寺院、ボグドハーン宮殿博物館、100%モンゴル製品のカシミヤのGOBIショップ、GOYOショップがあります。最近はモンゴル伝統的な料理や他国の料理を出しているレストランが多くなり、観光客が増えています。ウランバートルの中心、エンフタイバン通りのショッピング街の中核となる百貨店の国立デパートがあります。1階には時計や化粧品、奥のスーパーマーケットには酒・食料品・日用品が揃います。2階はファッション関係、3階は電気製品とCD類。4階はインテリアや家具。5階はモンゴル民芸品売り場と売り場となっています。

 ウラン・トゴー死火山  

ブルガン県にあるウラン・トゴーはウランバートル市から520キロはなれている死火山。山の高さは1620m、天辺の広さが400m、深さが100m。ウラン・トゴー死火山は2万年ほど前に活火山でした。1965からは「保護地区」となりましたが、1995年に改めて国会で5800ヘクタール土地を「自然記念地区」として保護されています。

フブセゲル湖

フブスゲル県にあるフッブスゲル湖はウランバートル市から772キロ離れています。モンゴル国北西部にある大きな淡水湖。貯水量ではモンゴル最大、面積ではウブス湖に次いでモンゴル第2位となる。面積は2760km2、最大水深267m、平均水深138m。フブスゲル湖は世界で2番目に透明度の高い湖として有名なところです。ちなみにですが、世界一はバイカル湖ですが、フブスゲル湖からバイカル湖へ流れているので、フブセゲル湖が世界一と言ってもいいぐらいかもしれません。フブスゲル湖の周辺に毛がフサフサの牛とバイソンをかけあわせたようなヤクと言われている牛みたいな動物がたくさんいます。ヤクは寒いところに強いのでフブスゲル湖にうってつけです。

テルヒーン・ツァガーン湖

モンゴル国中央部のハンガイ山脈中にある湖。「ツァガーン」とはモンゴル語で「白」を意味し、欧米では「ホワイトレイク」とも知られています。ホワイトレイクの面積は61㎡、周囲長4−10キロ、平均水深は20m。ハンガイ山脈を源流とする流れが溶岩にふさがれてできた湖で、周囲の火山と共に国の保護地に指定されています。観光明媚な場所として知られており、モンゴル国内外を問わず人気のある観光名所の一つであります。近隣には死火山のクレーターがある地、「フンの石人」と呼ばれる匈奴時代に作られた石像が存在しています。テルヒーン・ツァガーン湖からはソマン川が流れており、ソマン川はセレんゲ川の支流の一つチョロート川に合流します。

ツェンヘル温泉

ツェンヘル温泉はウランバートル市から西方方480キロ、カルコリム村観光地から北西120キロに位置しています。周辺は森林を背にし、温泉が湧き出る風光明媚な場所に位置しています。地下から湧き出る温泉は単純硫黄温泉。温泉は86.5℃、湧出量は10 リトル/秒。この温泉は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、慢性婦人病、キリキズ、糖尿病に効果があるということで人気があります。温泉の周辺は絵に描かれたような美しい風景で、草花を採取、蝶の採集、ハイキングや乗馬トレッキング、ヤクに乗ることができます。また、遊牧民生活体験、文化的な交流をしながら乳製品作りも見学できます。

エルスン・タサルハイ砂漠

ブルド(エルスン・タサルハイ砂漠)はウランバートル市からに市へ280キロ離れた場所に位置していますが、モンゴル国の中心点となっています。草原・岩山・湖・池が一緒に位置する景色の素晴らしい場所です。花の種類も豊富なモンゴルらしい草原が広がるブルドが観光の玄関口となります。ブルドの北部に位置するフグヌ・ハーン山を遊牧民族が昔から祭ってきましたが、現在は「保護地区」として保護されています。ブルドキャンプは地は旧モンゴル帝国の首都・カラコルムのペースキャンプ地にもなっています。エルスン・タサルハイではラクダーの旅行ができます。

ウラーン・ツタガルン

ウブルハンガイ県のオルホン川に流れるウラーン川での滝です。滝の高さは24m、深さは20m、カルコリムから135キロ離れている。ウラーン・ツタガルンの滝はモンゴル旅行で是非とも寄るスポットの一つである。モンゴル語のウラーンは赤、ツタガランは滝の意味です。ギャタルー山脈を水源とするウラーン川が滝となってオルホン川に注ぎ込んでいます。滝に近づくと熱いが感じられ、滝を含め、周りの景色もとてお美しいです。

オンギン寺

ドンドゴビ県に位置するこの寺はオンギ川の周辺に1760年から1810年にかけて、ホトグトラムやその弟子らによって建てられました。当時のピーク時期は1000ぐらいの弟子が仏教を学んでいたモンゴル民族の大きな寺である。1939年ごろに仏教が禁止され、およそ200人のラムが殺されて、オンギン寺を完全に壊された。2004年に再度オンギン寺を改造された。

ホスタイ・ヌルー

ホスタイ・ヌルーはウランバートル市から105キロ離れている中央県(Tuvaimag)に位置している山脈です。山々の平均標高は1500−1700mで、フスト山1842m、ナルガル山1830m、バヤンスムベル1710m、ボルハルガナ1715m、ハイルスト1724m、バルバル1757m、ツァーガンチョーロート1755m、アブダル山1717mの丸い形の山が多いです。この周辺の平均気温は1月に-23.2〜-20.4℃、寒い時は最高気温-40〜-50℃、暑い時は最高気温32.1〜36.5℃です。山の地域には954種類の植物があり、そのうちの200種類は薬用植物であります。モンゴル国で少なくなっているシマウマを多くするため、1992年からオランダ国のシマウマ保護センター、ウクライナ国の両国から15頭のシマウマを持ってきました。それから2000年まで5回で84頭のシマウマをモンゴルに持ってきました。現在、すべてのシマウマはモンゴルの天気、自然観光に慣れて、シマウマの数が多くなっています。ホスタイ・ヌルーは植物や水量が多くて、馬やシマウマに快適ということで、1993年に50600ヘクタール土地を国立保護地にしました。

ホリギーン・トゴー火山

アルハンガイ県にあるホリギーン・トゴーはウランバートル市から630キロ離れている死火山。アルハンガイ県の村タリヤトの近郊、ソマン川の北側に位置する。この火山の溶岩は、数千年前に湖に向けて流れ出し、湖畔を覆ってさらに湖水に流れ込み今も湖面に頭を出しています。直径200m、深さ100mの噴火口が見られ、周囲には溶岩限原が広がっています。ホリギーン・トゴー(標高2240m)。この死火山は1965年に自然保護地区に指定された。火山の周辺は溶岩泡で固められできた面白い風景のエリアになっています。そこまで山を登るときも目の前の絶景が広がります。

エレデニー・ゾー寺

モンゴルの首都ウランバートル市から南西へ約370キロ、オルホン川に接するハラホリン村にモンゴル古都カラコルムがあります。カラコルムは、1235年チンギスハーンの息子オゴタイハーンによって建都されました。この都はその昔、仏教だけではなく、イスラム教やキリスト教などの宗教が共存し、モンゴル民族以外にも、フランス人ドイツなど複雑の民族が同居する国際首都市として繁栄しました。現在、ハラホリンに残る代表的な古都カラコルムの奇跡として、モンゴル最初のチベット仏教寺院群エレデニー・ゾーがあります。2004年にオルホン渓谷の文化的景色の中の一つとして世界遺産に登録されて以来注目を集め、多くの参拝者や訪問客で賑わいを見せています。エレデニー・ゾーは、ハラホリンの草原の中にある、108個の白い仏塔で囲まれた400m四方の敷地の中に寺院群です。当時は壮麗に装飾を施されていた寺院も、現在は当時を偲ばせるものはあまり多く残っていませんが、それでもチベット仏教建築や、チンンギスハーンが煮焼きに使用したとされる大きな鉄鍋、オボー(土地の神)として祀られている亀石、オゴタイハーンの宮殿跡など見どころも多いです。

トナカイ・ツァータン族

モンゴルウランバートル市から1100キロ離れているフブスグル県の遠くにトナカイを飼う「ツァータン」民族が住んでいます。ツァータンとは「トナカイを持つ人々」 という意味を表しています。彼らの言語はモンゴル語と違って、「トワー」という言語で喋ります。ツァータン族は言葉や生活習慣等の面でモンゴル国の主要民族ハルハ族とは大きく違います。彼らの生活はトナカイ遊牧生活が中心となっています。「ウルツ」と呼ばれる住居は移動式ですが、モンゴル式のゲルとは 根本的に異なり、3~4.5メートルの枯れたカラマツを、大型のもので33本、中型で21~25本使って骨組が作られています。現在、30数家族、500人ほどのツアータンが500頭ぐらいのトナカイを飼っています。現金収入は、年に一度ぐらい村に来る商人にトナカイの角を売って、薬や日曜製品を買います。

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